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みぞえ画廊 スタッフ日記

吉村先生によるギャラリートーク

今日は吉村芳生さんによるギャラリートークが行われました。

お花の絵は大きいものは半年かけて制作されるそうです。
ドイツ製の色鉛筆を約200色使い分け、塗り重ねて色を出していくそうです。
また、作品の中で白く塗り重ねてあるようにみえる部分は、
塗り残して紙の白を出している状態から、薄い色の色鉛筆で描きこんでいるのだとか。

新聞の説明.jpg
新聞と自画像シリーズでは、「50年後の人たちに見てほしい作品」といったような、作品のコンセプチュアルな部分をお聞きすることができました。
時間の経過が作品を育てていく という言葉が印象的でした。

そして終盤には、先生に秘密で用意したお誕生日ケーキとお花が登場しました。
ケーキ.jpg
ちょうど還暦のお誕生日です。おめでとうございます!

お帰りの際に、自画像のシルクスクリーン(500円)や、新聞の模写のコピー(90円)などをお求めになるお客様もいらっしゃいました。
ご満足いただけたようで喜ばしい限りですね^^

吉村芳生展、8月8日まで会期中無休で運営しております。
是非見にいらしてくださいね!

-------------------スタッフ・あかり

吉村芳生展準備中!

いよいよ金曜日に「色鉛筆で描く花の世界 吉村芳生展」がスタートします!
着々と準備が進んでいます。

2.jpg

私の身長より大きな作品が続々運び込まれてきます。
わくわくしますね。

3.jpg
作業風景.jpg
二階作業風景.jpg

そして設置完了。

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二階は自画像の世界・・・・
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すごく大きい!
画廊という限られたスペースで見る大きな絵はかなり迫力があり、自分が小さくなったような錯覚を覚えます。
小さい絵もありますよー

まだ展示の途中でしたがお客様が来られて、大変お喜びになり、画集を購入して帰られました^^

さて、木曜の休廊を挟みまして23日から「吉村芳生展」が始まります。
24日には吉村先生がギャラリートークもございます。
ぜひ見にいらしてください。

---------------------スタッフ・あかり

常設展のご案内/吉村芳生展まであと4日!

暑さが日ごとに強くなってきました。夏バテにならないようにしたいですね。


常設展のご案内をいたします。
現在展示しているなかの一つ、中村正義の作品です。
中村・風景1.jpg
「風景」
日本画
523×676 cm
中村 正義

一見して油彩画のような印象を受けますが、岩絵の具を用いた日本画です。

中村正義さんは、「速水御舟の再来」と謳われるほどの見事な日本画を描いていましたが、
4年にわたる療養生活の末に、このように荒々しい筆致へと画風を変貌させていきます。
また、ボンドや蛍光塗料などの異素材を用い、独特の表現を追求しました。

中村正義さんは若くして新日展の審査員に選ばれましたが、一年ほどで脱退し、闘病生活を続けながら個展を中心とした発表を続けました。
その後発行された著書『創造は醜なり』(中村正義 著/美術出版社)では、「大人の中に、自身の傷つくことをいとわない人間が出てこなくてはいけない。」と語られており、現実を直視して理想を追う作家の姿勢が伺えます。
それでも、「師の壁画の仕事を手伝ったときは好き勝手に描いてしまうので、すぐに手伝いを断られた」というエピソードを聞くと、反骨精神以前に少しヤンチャな気質が見えるような気がして、親しみが湧きます。

中村正義さんの甥のかたは、東京で画廊をされていたのですが、奥様がお店にいらした時、この作品を見て「中村の一番いい時代の力のある作品です」と大変喜ばれていました。
しみじみと、感慨深く作品を眺めてられました。

中村正義さん、日展を脱退した翌年から毎日向かったといわれる自画像のシリーズも、かなり鮮烈です。

自画像と言えば・・・・・・!!

7月23日から始まる企画展「吉村芳生展」でも、作家が毎日描くという自画像が展示される予定です。
自画像1.jpg
「新聞と自画像シリーズ」
紙・鉛筆
吉村芳生

吉村さんはどのような想いで、こういった制作方法に辿り着いたのでしょう?
7月24日には、作家本人によるギャラリートークもございます。
是非足を運ばれてください^^

「色鉛筆で描く花の世界 吉村芳生 展」
--------------------スタッフ・あかり

常設展

ブログを新設しました!
担当のあかりです。よろしくお願いしますー

さっそくですが常設展のご案内です。

今回の常設は海外・国内・物故・現存などバラエティに富んでおります。
その中の一つをご紹介いたします。

装飾的な花1.jpg
「装飾的な花」
エスタンプ
55×37.6 cm
G・ルオー

晩年のころに描かれたもののエスタンプです。

ルオーは、有名なキリスト等の宗教的な画題の他に、娼婦や道化師などをモチーフにしたものも多く知られていますが、
花の絵はあまりクローズアップされていないようですね。

彼はパリの美術学校でマティスらと同期でありながら、「画壇」や「流派」などに囚われず制作を貫いた孤高の画家でした。
これだけ聞くと、何とも気難し屋な芸術家を想像してしますますが、一方で
子供に本を読み聞かせたり、自作の詩を読んであげたりといったエピソードもあります。

そいういった話を聞くと、この絵も違った感覚で見えてくるような気がします。

他にも、1939年に出版された版画集「受難」に関して、1932年、ルオーは友人のシュアレスに次の手紙を書いています。
「私は次のような根本的な真理を発見したのです。空を背景に立った一本の樹木は人間の姿と同じ興味と性格と表情をもっているのです」(抜粋)

ルオーは花というモチーフの内面を描きだすように取り組んでいたのかもしれませんね。

色々な見方をしていいのが美術の面白いところ。


ルオーの本画(複製でない画の意)も在庫であるのですが、まだ直に見たことがないのです。
いつかお会いしたいです。
 
  

お話変わりまして、

tanabata3.jpg

6月29日から七夕の笹飾りを設置しております。お知らせするのが今日になってしまいましたが・・・・^^;
こちらは少し雲がありますが晴れています。
なにかお願い事はしましたか?

それでは良い夜をお過ごしください。


           -------------------- スタッフ・あかり

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