吉村芳生展、二階のご紹介

暑い日が続きますね。

吉村芳生展の経過をお知らせします。

今回は2階の自画像の世界を少しだけご紹介。

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毎日新聞
紙に鉛筆 1976年

こちら、活字の一つ一つ、手描きです。
というと皆さん驚かれます。
思わず吹き出す方もいらっしゃいます。
「どうしてやったんだろう?」と想像を巡らせてしまいますね。
ご本人が言うには、「特に意味はなかった」そうです。「描くものがないので、新聞紙と自画像を毎日描いていた」とのこと。一日の朝刊を映しとるのに2年を費やしたのだとか・・・。
毎日描かなければ という思いが強かったために始まったシリーズ。

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「新聞と自画像シリーズ」

「新聞」=「世の中を映す鏡」として、そこに映る自身の顔を描いたもの。こちらも手描きの新聞。
どうやって描いているのかと質問してみると、ご家族が吉村さんの顔の写真をとっているそうです。
そう言われると、一つ一つの表情から、撮影時のやり取りが想像できて面白いですね。

こういった制作の後、色鉛筆で花を描くシリーズへと展開したことを考えると、「継続」「積み重ね」といったものの凄みが増してくるような気がします。
確かにこれは、誰も真似できない。

色鉛筆.jpg←吉村さんが使われている色鉛筆。ドイツ製、重ね塗りが可能。

吉村芳生展、8月8日まで無休で開廊しております。
是非お立ち寄りください。

------------------------スタッフ・あかり